「スキル」と「在り方」

ひとつ前のブログで
(「『それまでと まるで違う世界』の現実化」)

「意識を変える」と、すごく現実が変わるけれど、
「意識を変える」というのは、決して「カンタン」ではない
( かといって「超ムズカシイ」というわけでもない )

という話に触れましたが、

それと関連して思い出した出来事があるので、
少しシェアさせてください。




その出来事というのは、
数年前、ある有名な海外のライフコーチの方の
セミナーに参加したときのことです。



セミナー最初の アイス・ブレーキングのワーク
( 初対面の参加者同士の緊張を取るためのワーク ) で、
2人一組になって、互いに自己紹介をし合い、
その後で、相手に感じたことを
何でもいいので フィードバックしましょう、
という時間がありました。


( 自己紹介といっても、日本人の場合、
何を どこまで話せばいいのか 戸惑う人も多いので、
最低限、これと これについて 話してください、
といった お助け的な指示も あったように思います。 )


私とペアになった方は、
沖縄から参加された 若い女性でした。


互いの自己紹介のあと、フィードバックし合う段階になり、
彼女が私に伝えてくださったフィードバックの
あまりの意外さに、
私は、一瞬、キョトン となり、
次に、深い感動を味わうこととなったのです。



そのフィードバックというのは・・・

「ほんもののヒーラーだな、と感じました」。

「お仕事は お聞きしませんでしたが、
 のりこさんの『在り方』が ヒーラーだな・・ と」。

「ヒーリングの『スキル』を教えてくれるところは、いっぱいあるけれど、
『あり方』を教えてくれるところは、ないですよね・・。
 そっちの方が大事なのに・・・」。

「けれど、のりこさんの『あり方』そのものが ヒーラーだと、すごく感じました」。

というものでした。




私は、自分のことを「ヒーラー」とは
自己紹介しなかったし、
( 自分のことを、そのようには思っていなかったので )
また、想定していなかった切り口でもあったので、
まず、キョトン となったのです。




けれども、次の瞬間、

ペアになった その女性が、
「在り方」の質に目を向けておられること、

まだ うら若い女性が、
「スキル」より「在り方」の方が
( 特に対人援助職においては )
はるかに重要であることを 当然のように理解しておられること

に、深い感動を覚えたのです。




そして、
「『在り方』を教えてくれるところは、ないですよね・・。
 そっちの方が大事なのに・・」
と、彼女が憂いで 一瞬 目を伏せた情景も
強く心に焼きつくこととなりました。



私が「かみうみ塾」を始め、
彼女が「ないですよね…」と憂えていた
「『在り方』の整え方を伝える講座」=『スピロジスト養成講座』
を開講したのは、
その出来事の2年ほど後になります。




開講するときは、まったく意識していませんでしたが、
今振り返ると、
あのときの彼女との会話が、
『スピロジスト養成講座』を構想するときに、
こころの深いところで響いていたのかもしれません。


「ないのなら、つくってしまおう ホトトギス」 (笑)



ですが、
「風の時代」に入ってからは、
「目に見えないもの」や、
「数や量で はかれないないもの」の
価値や重要さへの認識が
加速してきているのを実感します。

この傾向は、今後、
もっともっと強くなっていくのでしょう。

彼女の憂いが解消される日も
そう遠くないのではないか と思います。


とすると、
「目に見えないもの」を感知する感覚を
開いておく( 取り戻しておく ) ことは、
今後、必須に近くなっていく ーー
と言えるように思えるのですが・・・

私たちは、もともと
「目に見えないものを感知する能力」を
皆が 持っているので、
( ただ、錆びているだけなので )
“錆落とし” すれば戻ります。


そして、
彼女が大事と考えていた「在り方」の整い具合と、
「目に見えないものを感知する力」の整い具合は、
実は、パラレルの関係になっています。

「あり方」を整えていくほどに、
「感知力」も回復してくるので、
一挙両得 (?) と言えますね!




もしよかったら、
今のうちに、
「在り方」を整え、
「感知力」を回復させていくこと、
ぜひぜひ、ご検討ください。



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